地元の駅前商店街にあるスーパーマーケットが改装工事のため3週間ほど休業していました。
いつも混んでいる繁盛店なのですが、休業前の売り尽くしセールは驚くほどの大変な賑いで、商店街の細い路地が自転車や歩行者でごった返したほどでした。
そして休業。
これまでの賑いが幻だったかのように、人通りが寂しくなりました。
駅へと続く道であるにも関わらず日中の人通りがまばら。
スーパーマーケットの周りにある個人商店もこれまで以上にひっそりしてしまっています。スーパーマーケットが如何に商店街に「客」を集める「顔」だったのかと思い知らされた光景でした。
そもそもこの店は、個人商店がスーパーマーケットとなり、ある時期は青山に本店があるハイセンスな高級スーパーマーケットの支店にもなっていた場所。地元の雰囲気にはマッチしていなかった高級スーパーから城南地区を中心に多くの店を出すスーパーへと経営が移り今に至っています。しかし店舗の構造ははじめの個人商店スーパーマーケットのまま。上りしかないエスカレーターでまず2階の売り場に上がり、エレベーターを使って1階に降りて会計を済ませると言う特殊な構造をしていて、そこにもメスが入る大改装となるのか、3週間も掛けてのリニューアル工事の中身にも注目をしていました。
先週の土曜日、リニューアルオープン。
これまでの構造には結局メスが入りませんでしたが、同じ広さなのにこんなにも品揃えが増えるのか!と驚くほどにレイアウトが工夫され、より買い物しやすい店へと改装されていました。
当然の事ながら、賑い復活。商店街の人通りも元に戻りました。
スーパーマーケットが地元商店街には無くてはならない存在である事を痛感させられました。やはりこの賑いが見られないと街全体に活気を感じられません。
賑いの中心となるスーパーマーケット。商売をする者として、やはり「中心」にいて常に賑いを創設し続ける存在でありたいものです。