駅のトイレを度々利用します。近頃のトイレは以前よりずっと綺麗ですよね。息を止めて用を足さなければならない事がすっかりなくなりました。
利用する際に清掃中である事もしばしばあります。
公共のトイレを利用し終わった際、いつも心の中で「(使わせて頂き)有難うございました!」と必ず僕は呟くのですが、清掃員の方がいらっしゃる場合は「有難うございました!」と声に出して言うようにしています。綺麗に清掃して頂いているおかげで気持ち良く使わせて頂けました、と言う「有難う」と清掃中にも関わらず使わせて頂いて「有難う」と言う意味を込めています。
時々「はい!」とか「どうも!」とか返答があったりする事もあるのですが、先日は「いえいえ、気を付けていってらっしゃい!!」と声を掛けて貰えたので、こちらも「はい!行ってきます!」と返答。我ながら何だかほっこりするひと時となりました。
僕がトイレでお礼をするようになったのはもう随分前です。地元の駅がまだ高架の綺麗な駅になるずっと前、駅には狭くてお世辞にも綺麗とは言えない当時の典型的な「駅のトイレ」がありました。中学生の頃だったかな?入ろうとすると「清掃中」の看板が出ていたので、「使わせてもらいます!」と声を掛けて利用しました。すると清掃員のおばさんが「いいよ!今までさ、小便器に大便されちゃってね、大変だったの。ひどいわよね。おばさん、悲しくて涙が出て来ちゃった!」と涙声で話掛けて来たのです。利用させて貰って、「おばさんのおかげですっかり綺麗になったね。頑張ってね!」と声を掛けたと言う記憶があるのですが、お礼をするようになったのはその時以来です。大変な思いをされて清掃して下さっている事もあるだろうからこそ、綺麗なトイレを使えるんだもんなぁ、と思ったのです。
清掃員は掃除をするのが仕事なんだから当たり前だろ!と思う人もきっといると思いますが、そう言うモンではありません。
僕はこれからも「有難う!」を続けます。
Comments