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四代目ウメオの
​縁側日記

​プレジールのことのみならず、趣味のこと、世の中のことなどを様々に、感じたままに気ままに綴っています。さあ、今日も茶でもすすりながら、他愛もない世間話を…

文責:㈲プレジール 四代目ウメオのこと梅澤剛臣

機転を利かせた運転手さん


「あっ!ドアが閉まっちゃった!」

電車の中で眠ってしまってハっと目が覚めたのは自分が降りる駅。しかも目覚めたのはドアが閉まった直後。そんな目に何回か遭った事があります。昼下がりに電車などで寝過ごしてしまう時は大概こんな感じではないでしょうか。

昨日、同じ停留所から乗り込んだ小学校低学年と思しき女の子。

座れた車内でどうやら寝てしまっていたようです。

ある停留所を発車した直後、信号待ちで停車した際にその子が運転席に駆け寄って行きました。会話は聞こえて来なかったのですが、どうやら発車したばかりの停留所で降り損ねてしまったのでここで降りたいと言った感じで話しているのがその様子から何となく分かりました。

バスは既に発進していて停留所から離れてしまっているので、本来であれば次の停留所まで降ろして貰えないですよね。赤信号の間、暫く運転手さんはその女の子と話をしていました。しかし次の停留所までバスを走らせてしまうと女の子にとってはちょっとした距離になります。運転手さんはバスを路肩側に少し寄せ、ガードレールの切れ目を指差しながら前の扉からその女の子をそっと降ろしてあげました。

やるね、運転手さん。

「事故が起きたらどうすんだ?!」と言った感じに次の停留所までお構いなしにバスを走らせる運転手さんが特に昨今であればほとんどなのではないでしょうか。恐らくマニュアルもそのようになっているはずです。運転手さんも瞬間的に色々な事を考えたでしょうね。でも「困った、どうしよう・・・」と不安に思っている女の子の立場に立ってみたら、事故が起こらないように何とかしてあげることが最善だと判断したのでしょう、杓子定規な固い頭の大人な判断をしなかった運転手さんに「やるじゃん!」と僕は心の中で声を掛けました。

営業所に抗議の電話を入れている人もいたかも知れませんね。ひょっとしたら女の子の親御さんが「娘を危ない目に遭わせて!」と怒っているかも知れません。世知辛いことの多い現代ですが、僕には心の篭った行動のように思え、そんな場面を目にするに付け、「まだまだ捨てたもんじゃない!」と嬉しくもなります。

スマホと睨めっこばかりしていたら目にすることの無いドラマ。さて明日はどんなドラマに遭遇することが出来るのかな?

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