嬉し、楽し、大好き!
- 四代目ウメオこと梅澤剛臣
- 2015年9月7日
- 読了時間: 2分
弊社は製造卸。お客様=取引先から材料をお預かりし、お客様の希望通りの品物に仕立て上げ、お客様のブランドで品物は販売されます。取引先は品物にいくらの値段を付け、どこで販売するのか、通常は知らされる事もありません。あの取引先はどこそこに直営店を持っている、あの取引先はどこそこの百貨店の売り場に入っていると言う事は自ずと分かってしまうので、知らされずとも売り場を覗いて見る事は勿論可能です。
ただ覗く場合もあくまでも「お客さん」のテイ。素性を明かして販売員さんと話をし、例えばお客さんがどんな商品を求めているのか、販売員さんがどんな商品を売りたいと感じているのか、聞いてみたりする事は御法度です。
ある取引先が新たな場所での販売をはじめる事になりました。
材料を預かり、品物に加工するのはこれまでのセオリー通りですが、その新たな販売先向けにどんな品物を作って提供出来るのかを具体的に考えるお手伝いもする事になりました。
プロデュースと言った感じの事ですね。
誰もが知っている有名な場所での販売となるため、販売場所のイメージはわかっていますが、一体どんなお客様が訪れる店なのかが朧げ。
それを調べるためにバッグのポケットにメモも忍ばせて、目立たぬ場所で目立たぬように午前と午後、1時間ずつ市場調査をしてみました。
何だかもうすっかり探偵気分です。
色んな人が行き交うもんだな、と「東京」の面白さも改めて感じつつの調査。
その立地のせいもあるかと思いますが、フラフラフラっと言った感じに店に吸い寄せられる方が多いことが分かりました。となれば、アラアラアラ~とあれよあれよと言う間にレジに品物に持って行ってしまうような直感的で衝動的な買い物をして頂き、「こんな買い物が出来て、あ~良かった!幸せ!!」と思って頂けるような品物を準備しなければなりません。
嬉しい!
楽しい!!
大好き!!!
そんな品物です。
さあ、ここからが腕の見せ所。
ワクワクしてしまう、持っているだけで華やかな気分になってしまうような商品となるように、早速あれこれ思案しています。
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