今月、西武鉄道に新しい特急列車が登場します。
「Laview(ラビュー)」。
去年、そのデザインが発表されて以降、一体、こんな車両が本当に出来るんだろうか!?と、かなり話題になっていた列車が完成。先日、車両内覧会と撮影会が行われ、お披露目されました。
実際に目にすることを楽しみにしていた列車なので、「入場券」を必死になって入手し、僕も見に出掛けました。
まん丸いデザインのシルバーメタリックの車両がLaviewです。
ここまで丸いデザインの鉄道車両はこれまで見た事が無いのですが、デザインの監修を建築家の妹島和代さんが務められています。
列車のデザインはこうでしょ!
と言った既成概念をすっかり取り払ってしまって生み出されているように感じられませんか?
この丸みを表現するために使われたのは、新たに開発された曲面ガラス。
艶やかなシルバーメタリックの車体。
その車体には、観光特急ならではな驚くほどの大きな窓。
車内は黄色。座席も家のリビングにあるような、車体同様に丸みを帯びた可愛らしいデザインです。
商品を新たに生み出す際、
これまでに無いような新たなスタイルのものを生み出す事って難しく、また勇気もいりますよね。
暗黙の了解的な既成概念がある際はなおのこと。
バッグのデザインと言うものは、ある程度決まった範囲内で工夫をする、いわばこの特急列車をデザインするのと同じような感じかも知れません。
モノが入らなきゃならない。
持てなきゃ、使えなきゃ意味がない。
ある程度の耐久性もなきゃいけない。
女性向けなら可愛らしさ、男性向けなら格好良さも問われたり。
既成概念をぶっ壊す事が出来た時、こんなにも素敵なモノが生まれるんだなぁ、とつくづく感じました。刺激を受けました。
秩父特急に投入されるそうで、秩父まで乗ってみたいですね。
丸みを帯びた正面デザインの中には、地下鉄線を走れるように非常口の設備も組み込まれています。
地下鉄線を経由して、横浜まで来る日が来るのか?!
実に、実に楽しい、楽しみな車両です。
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