昨日の日曜日、持病を持つ家族の事で、相談電話#7119番に相談の電話を入れました。
すると、救急車を呼んだ方が良い、との判断がされ、
そのまま、救急車を要請して貰う事になってしまいました。
要請後、救急隊員の方から電話が入り、
今、吉祥寺の辺りを走っているので、到着まで暫く時間が掛かります、との事。
あいにく、家の周囲に空いている救急車が一台も無い、と言うのです。
新聞等で、救急車の使用率が100%に近い事や、
救急車を呼んでも到着するまで暫くかかるケースが増えている事を知ってはいましたが、
そう言った現実を早速、思い知らされました。
まさか吉祥寺から、とは。
119番に電話すれば、救急車は直ぐ来る、
と言うのは目下、あり得ない事なのです。
搬送をお願いする家族は90キロ超。
人手が足りない状況にも関わらず、追加で救急隊員の方々が来て下さることにもなりました。
筋骨隆々の、鍛え上げている隊員たちで運びますから、
遠慮せず、思いっきり身をゆだねて下さい。
そう言う何気ない言葉がけと優しさ。
気持ちの良い若者ばかりで、頼もしく思えました。
筋骨隆々の隊員さんたちのおかげで、無事にアッと言う間に家族は救急車に収容されたのですが、
今度は搬送先が決まりません。
日曜日と言う事もあり、
日頃お世話になっている2つの病院は電話が繋がらない、
近めの救急病院は搬送受付不可、
隣の区にある病院なら何とか空きあり、との事で、
暫くのドライブ、となりました。
その車中、
救急隊員の方と色々な話をしました。
・朝いちばんに署を出発後、深夜まで署には一度も戻れないことが日常になってしまっている事。
・炎天下の中を救急車が走り続けているので、冷房を「強」にしても車内が涼しくならない事。
(ただ座っているだけの僕も、汗ダラダラでした。)
・隊員の方たちは、そんな中、制服の上に上下の隊員服を着ている事。
・コロナ患者を搬送する場合は、更にヘルメットすら外す事が出来ない事。
・救急隊員の方の4回目のワクチン接種が進んでいない事。
・隊員や先生や看護師さんがコロナの陽性者もしくは濃厚接触者になり、消防や病院の運営が崩壊しているところが多くなっている事。
・コロナ陽性の場合、入院先が決まるまで7~8時間かかるケースもある事。
現場の生の声を直に聞き、
これが先進国と言われた日本の現状なのか…と、情けなくなるとともに、
救急隊員の方々の日々の活動に、頭の下がる思いがしました。
病院到着後、
救急搬送されたから、
と言う事で、
ストレッチャーに載せた家族を院内あちらこちらへ連れて行ってくれたのも、
救急隊員の方でした。
おかげ様で家族は大事には至らず、入院せずに家に帰ることも出来たのですが、
救急隊員の方々は、本当に休む暇なく、大変な労働をされている事を改めて思い知りました。そして、すっかり尊敬の眼で隊員の方々を見ている自分がいました。
杉並消防署管内の、どちらの消防署の所属の方々かは存じ上げませんが、
昨日はお世話になり、本当にどうも有難うございました。
30歳若かったら、きっと今日から消防隊員を目指したと思います、僕。
今日も既に何回も、救急車のサイレンを聞きました。
きっと今日も、長時間の勤務になってしまっている救急隊員の方々が多いと思われます。
第七波が落ち着く時まで、大変な状況が続いてしまうのだとも思います。
第七波の到来。
マスクなんかしてるの、アホじゃない?!
ワクチン打つなんて、マジ?!
と言う意見もあるようですが、
どんな意見を持っていようが、
救急隊員の方々の手を煩わせないような生活はしないといけませんね。
(ちなみに僕はワクチン3回接種済で、マスク生活も続けています。)
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